はじめに

Ruby on Rails で検索機能を実装する場合、

Ransakを使用すれば非常に簡単に検索機能を実装することができます。

それと合わせてページネーションをする際、主流はKaminariですが、PagyのほうがViewのカスタマイズが簡単だったりします（好みですが）。

そのRansakによる検索結果とPagyを同時に使用する場合の方法を紹介します。

環境

• Rails6
• Ruby 2.6.5

前提

• Controller、Model，Viewの作成済み

例）ここでは、UserController.rb、にて、User Modelを対象に検索した内容を、index.html.slimにて表示してます

Ransak

• Gemファイルに、

gem 'ransack'

• インストール

$ bundle install --path vendor/bundle

• Controller

def index
  @q = User.ransack(params[:q])
  @users = @q.result(distinct: true)
end

• View

  = search_form_for @q do |f|
  = f.search_field :mail_or_user_name_cont, placeholder: "Username"

  mailとuser_name カラムを対象に検索する場合です。name対象とする場合は、

  = f.search_field :name_cont, placeholder: "Username"

## Pagy

- Gemファイルに、
```ruby
gem 'pagy'

• インストール

  $ bundle install --path vendor/bundle

• 設定ファイル

  config/initializers/pagy.rb

  を作成し、

  Pagy::VARS[:items] = 5 # 1ページに表示する件数を設定

• Helper

module UsersHelper
  include Pagy::Frontend
end

• View

- @users.each do |user|
  ....
  ...

ページネーション部分。html_safeを使う感じみたいです

= pagy_bootstrap_nav(@pagy).html_safe

• Controller

  class UsersController < ApplicationController
  include Pagy::Backend

  先程のRansakの部分を修正

def index
  @q = User.ransack(params[:q])
  @pagy, @users = pagy @q.result(distinct: true).order('created_at DESC')
end

ransakの結果をpagyに渡すだけですね

• Bootstrap適応する場合

config/initializers/pagy.rb

に

require 'pagy/extras/bootstrap'

を追加

= pagy_nav_bootstrap(@pagy)

よくこういう記述があるのですが、僕の環境では

= pagy_bootstrap_nav(@pagy).html_safe

最後に

意外と、pagyとransakを同時に使うサンプルが無かったので書いて置こうと思いました。

また、pagyはバージョンにより、少々記述が違うので、バージョンに注意が必要です。

また、pagyで.htmlsafeがないと、タグが表示されてしまい、検索してたところgithub上に、htmlsafeを使えと書いてありました。

他のバージョンだと必要ない場合もありそうです。

少しでも参考になれば幸いです。